【動画解説】DXのDのデジタルの意味って?指で数字を数える行為です!

今回は、『DXのDのデジタルの意味』についてお話します。

DXという言葉は、流行り言葉といえます。バズワードのようなものかもしれませんね。
では、DXのDであるデジタルにはどのような意味があるのか?そのあたりから掘り下げていきます。

「デジタル」の由来

デジタルはラテン語の「ディジタス」が由来で、日本語で「指」という意味です。 「指で数える」という意味が、「デジタル」という言葉になっていきました。 

デジタイゼーション(単なるデジタル化)

デジタイゼーション

「デジタル」とは対象的な、「アナログ」という言葉があります。
「アナログ」と「デジタル」の関係は、例えば、数字の1と2が「デジタル」とすれば、逆の発想が「アナログ」です。1、2、3と数字を数えるとき、その1から2、2から3の途中を考えないのが「アナログ」なんです。数える行為そのものが「デジタル」ということになります。

例えば、「アナログ」は連続的で、「デジタル」は離散的。
曖昧で切れ目がないものが「アナログ」で、正確で切れ目のあるものが「デジタル」。
「アナログ」時計と、「デジタル」時計。
「アナログ」カメラと、「デジタル」カメラ。
紙に文章を書いて送る手紙は「アナログ」で、PCで文章を書いて送るメールは「デジタル」。
ペンで紙に絵を書く行為は「アナログ」で、PCを使ってイラストレーターなどで絵を書く行為は「デジタル」です。

話は変わりますが、『音楽を聴くのはやっぱりレコードだ!』という方もいらっしゃると思います。レコードは、ほぼほぼアナログなんです。レコードの上を針が通り音を出す仕組みはアナログそのもの。あたたかい音が出ます。もっと言えば、ライブハウスや劇場などで生音を聞くのが最強のアナログですね。
それとは対照的にCDやDVDを再生した音はデジタル音声といわれますが、人間の耳ではほとんど分からない低音や高音域の音をカットしたり、データ量をすくなくするため圧縮されたりしています。アナログよりも、なんとなく冷たい音になります。

何が言いたいかというと、アナログをデジタルに変える行為は、IT化でありデジタル化です。 デジタイゼーション とも言います。DXは、 デジタライゼーション を行う行為です。これについては、また別の機会でお話したいと思います。

音楽の在り方で考えた場合、
1回目のデジタル化は、生演奏からレコードへの録音ができるようになったこと。
2回目のデジタル化は、レコードからCDに変わったこと。
3回目のデジタル化は、CDからネットストリーミングに変わったこと。
といえます。
だいぶ途中を飛ばしているかもしれませんがご了承ください。音楽の在り方も、今後新たなデジタル化が起きるかもしれません。

企業における「アナログ」と「デジタル」とは?

デジタル化は、DX化の第一歩

では、ここで企業の「アナログ」と「デジタル」について考えてみます。
足を使った営業活動は、まさに最強のアナログ行為です。現地に赴いて商品の良さを伝えたり、雑談をしたり、契約書を結んだりなど多岐にわたるアナログ行為ですね。
では、この足を使った営業活動のアナログ行為を、デジタルを活用できないか、検討して実践することが営業活動のデジタル化となります。
企業サイトを作ってインターネット上で商品の良さを伝えたり、企業サイトから問い合わせができるようにしたり、SNSを運用してみたり、ネットミーティングやチャットやメールでやり取りしたり、などがあります。

すでにほとんどの中小企業では、サイト運用やネット上でコミュニケーションを行っていると思いますが、もしやっていなければ、まずはそこからチャレンジしてみましょう。事業内容をインターネットで配信することが、DXをはじめるための第一歩です。

まとめ

・「デジタル」とは、指で1、2、3と数える行為。
・逆に「アナログ」は、数えない行為。
・企業の営業活動は最強のアナログ。
 企業サイトを作って営業活動のデジタル化(デジタイゼーション)をはじめよう。 

すでに企業サイトを持っているのであれば、デジタルを活用した新規事業の探索をはじめましょう。ただし、デジタル化すれば足を使った営業活動とは「おさらば!」、「しなくてもよい!」という意味ではありません。これからは、足を使った営業活動は特別なものになり更なる価値を生むはずです。

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